『闘牛(Tau Ngau, Bull Fighting, タウヌガウ)』は、『おいちょかぶ』に似ているゲームです。
主な目標は、残り2牌の目の合計の一桁の位をより大きくすることです。
天九牌1セットとダイスを用います。プレイヤーは3〜6人。
仮親がダイス3個を振り、仮親から反時計回りに数えて当たったプレイヤーが最初の親になります。
全ての牌を裏にしてよく混ぜ、無作為に5枚ずつ配牌します。
各プレイヤーは手牌の中から3枚合わせて10の倍数になる任意の組み合わせを表向きにして捨てます。【三(2+1)】と【六(4+2)】は3にも6にも使うことができます。もし、10の倍数になる組み合わせを作ることが出来なければ不参加となります。この不参加は、トランプゲーム『ブラックジャック』でいうところの「バースト(ぶっとび)」に相当します。
残りの手牌2枚の合計の一桁の位を用いて親子で勝負します。値が大きい方が勝ちます。両者の値が同じであるならば引き分けです。親と子の一方だけが不参加ならばそのプレイヤーは不戦敗です。両者が不参加ならば引き分けです。
親が3枚を出せていたなら、勝敗に関わり無く親は右隣に移ります。
勝敗は、残り手牌2枚の目の合計の一桁の位でなく、手牌1組のランク順で決定するようにする。
天九牌の特徴はほとんど活かされていない。このゲームは、ドミノ牌ででもトランプででもカブ札ででも代用して遊ぶことができる。
なんらかの新たなオプションルールを入れない限り、この『闘牛』は運だけのゲームにすぎない。
捨てるべき3枚を選択するアルゴリズムは非常に簡単です。まず、配牌5枚の目の合計を出します。その数字の1桁の位が残す2枚の目の和の一桁の数字になります。この数字を作れる2枚を残せば(作れなければ失格です)、自動的に残り3枚の目の和は10の倍数(10か20か30)になります。なお、【小鶏三(2+1)】及び【大鶏六(4+2)】は3又は6のいずれか任意の数字で計算することができます。