『鹿狩り(中原逐鹿, 鹿逐, Deer Hunting)』 は、2人1組になって、牌に書かれている赤い目をより多く取るトリックポイントゲーム(牌に与えられた点数をトリックテーキングで集めるゲーム)です。
主な目標はより多くの赤い目を獲得することです。
天九牌1セットを用います。プレイヤーは4人。組み分けは、無作為に引いた牌の目が高い者2人と低い者2人で組みます。ペアは向かい合わせに座ります。もっとも高い目の牌を引いたプレイヤーが1ゲーム目の親となります。
牌を裏向きにしてよく混ぜ適当な大きさの山(例えば4段8列)を積みあげます。親がダイス3個を振り、親から反時計回りに数えて、最初に配牌されるプレイヤーを決めます。反時計回りの順に、山の端(親から見て右端)から順に配牌します。配牌は8枚ずつになります。
最初のリードは親が行います。
手番は反時計回りです。まず、プレイヤーは自分の手番に、手牌から任意の1枚を場に表にして出します。全員が1枚ずつ出したら、その中で最も強い牌(最も目が多い牌。同じなら先勝)を出したプレイヤーがその4枚(トリック)を取ります。取った牌の赤い目の数が得点です。
トリックを取ったプレイヤーが次のリードを行います。同様にして手牌がなくなるまで繰り返します(全部で8回のトリックになります)。
4ゲームまたは8ゲームを行い、合計点数がより大きいペアが勝利します。
基本的に同じようにプレイします。1と5の目を赤い目と見なします。リードされた牌の2種の目を数字(スート)と数値(ランク)とみなしてマストフォロー。リードされたランクは切り札スートとなる。4枚全てに赤い目があった場合は駆鹿(0点)となる。
天九牌の欠点「スートやランクが分かりにくい」をうまく回避しています。「赤目と黒目とがある」も上手く活かしています。いいゲームだと思います。鹿の目の色が赤いことによるネーミングもセンス良いと思います。