『The Big Chees (ザ・ビッグチーズ、ザ・ビックチーズ)』は、ネズミ金融会社の副社長となって、限られた人数の部下をうまく運用して様々なプロジェクトを競り落としていくマネジメントゲームです。
限られた部下をどのように投入するかが肝心です。投入しすぎるとプロジェクト完成が遅くなるだけでなく他のプロジェクトを獲得しづらくなるし、投入をケチると仕事もせずに遊んでいる部下を抱えることになります。部下を効率よく運用できると気分いいです。得点はサイコロを用いるので、一発逆転もありえます。
頑張って、次期社長の座を目指しましょう!
名刺サイズのカード36枚と片面印刷のルールブック1枚が小さな透明袋に入ってます。
プレイする為には他に、得点記録用具とダイスと各プレイヤーごとにトークン10個が必要です。おはじきや碁石やチップなどのトークンは、部下を表します。
カードのイラストはぷりてぃ&らぶりぃです。
カードに書かれた英文を訳しました。
関東地方では、書泉ブックマート(神保町)やイエローサブマリン西新宿店などで販売されています。ホビーショップの通信販売で入手することもできます。500円〜800円ぐらいです。
部下トークンには何を用いても構いません。
『The Big Cheese』のルールは非常に簡単です。
WWW上に、HAL99氏が和訳したものがあります。
(席決めをし、部下を表すトークンを配り、筆記用具を用意する)。得点記録をするので、みなさんのお名前を教えて下さい。(必要ならば自己紹介などもあわせて行う)。
『ビッグチーズ』は簡単なゲームです。
プレイヤーはネズミ金融会社の副社長となって、様々なプロジェクトを1つづつ競り落としていき、次期社長の座を目指します。各プロジェクトは、手持ちの部下をより多く割り当てたプレイヤーが獲得します。得点はプロジェクトの規模に応じダイスを用いて決定します。
それでは、システムを説明します。
各プレイヤーには部下ネズミ10匹がいます。プロジェクトが順に公示されますので、より多く割り当てるかパスするかを宣言していきます。順番は、前のプロジェクトを競り落としたプレイヤーから時計回りです。
プロジェクトを競り落としたら、そのカードを自分の前に置き、自分が割り当てた部下たちを乗せます。そして、他のプロジェクトが競り落とされるごとに1匹ずつが手元に戻ってきます。割り当てた部下が全て戻ってきたら、そのプロジェクトは完成します。
プロジェクトは3種類あります。(カードを見せながら説明)。
この競りを繰り返していき、200点を先取したプレイヤーが勝者となります。勝者となった副社長はネズミ金融会社での次期社長となります。従って、2位もビリも等しく敗者となります。
以上で、プレイに必要な説明はできたと思います。
『ザ・ビッグチーズ』の作戦研究。
多くのプレイヤーが10人の部下を自由に割り当てることができる状態である。また、拒否カードが行使されることもないので、大規模プロジェクトが破棄されることもない。
大規模プロジェクトが公示される可能性があるので、それを確実に落札するために小規模プロジェクトはあえてパスすべきである。6〜10の中規模プロジェクトは安ければ落札してもよいだろう。12や20の大規模プロジェクトは、全員(10匹)を投入してでも確実に獲得すべきである。
n人プレイの場合、最初のn個のプロジェクトはそれぞれのプレイヤーに分散することが多い。n+1個目に大規模プロジェクトが公示される可能性を考え、その瞬間に10匹が手元にあるようにプロジェクトを落札するのもよい。
まだ、200点に達し得るプロジェクトを誰も獲得していない状態である。いかに効率よく部下を働かせるかが重要である。複数のプロジェクトを進行させる場合には、できるだけ終了次期を合わせるようにすると効率的だ。このように合わせる事ができるなら、いくらか多く入札することができるだろう(手元に僅かしか部下がいないならば、ほとんど役に立たないのだ)。
ビッグチーズカードが手札にある場合は、小中規模プロジェクトを捨ててでも、大規模プロジェクトを確実に獲得するようにする。
拒否カードが他のプレイヤーの手札にある場合は、20のプロジェクトを獲得することはまず無理だろう。逆に、他のプレイヤーが拒否カードを持っていない場合は、大規模プロジェクトを確実に獲得できるように部下を用意しておくのもよい。
まだ、200点に達し得るプロジェクトを誰かが獲得し得る状態である。例えば、ビッグチーズを持っていて80点を超えたプレイヤーが規模20のプロジェクトを獲得することを、全力で妨害しなければならない。
『ザ・ビッグチーズ』豆知識。
多くのレビューサイトでは1999年と記されているが、販売元もチーパス社のサイトでは1998年と書かれている。
研究開発プロジェクトに描かれているネズミは「Lab Rat」と呼びます。同じく、描かれているウサギたちは「Bunnies」です。『Button Men:(ボタンメン)』(CheapassGames)に登場してます。
新しいバージョンになってます。イラストの地色が灰色になってます。
ボードゲームの圧縮とは、収納や輸送の為に中身を別のケースに移すなどして体積を減らすことです。そして非常に稀ですが、体積が増える圧縮もあります。