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『パイケーン改々』は、タイ王国の伝統トランプゲーム『パイケーン』を魔改造(アレンジ)したものです。

４〜５人で遊ぶ場合はカードセット(10ランク５セット計50枚)とチップ(各25点)を用います。カードゲーム『FABFIB』のカードを流用するのがよいでしょう。また点数のやりとりが多いのでチップは手触りの良いものが望ましいです。

親はカードをシャッフルして配ります。５人なら４枚ずつ、４人なら５枚ずつ。手番は親から時計回りです。

以下のいずれかを行います。捨て札や付け札は適当な場所に纏めてください。

• 山札１枚を引き１つのランク１枚以上を捨てる。例えば「４」２枚など。
• 最後に捨てられたカードに同じランク１枚以上を付ける。最初にそのランクを捨てたプレイヤーから、付けた枚数だけチップを貰います。

さらに、自分の手札合計が全員の中で最小だと思ったら手番の最後に「勝利宣言」しても構いません（その後に手番が１周だけ回ります）。

• 誰かが手札を出し切ったら勝利します。全員から６点ずつ貰います。
• 山札を引こうとしたときに山札がなくなっていたら手札合計が最小の人たちが勝利します。全員から２点ずつ貰います。複数の最小者がいる場合は親から時計回りに処理します。
• 「勝利宣言」して手番が一周したら勝利宣言の判定を行います（勝利宣言した人の手番はありません）。勝利宣言した人の手札合計が最小(単独最小でなくても構わない)なら全員から２点ずつ貰いますが、最小でなかったら全員に４点ずつ支払います。

勝利した人あるいは勝利宣言に失敗した人が次のディ−ルの親になります。複数いる場合は親から時計回りに近い人です。

ディールの途中であろうとも誰かが支払い不能になったらその瞬間にゲーム終了です。

本来の『パイケーン』はトランプ52枚を用いるギャンブルゲームです。捨て札や付け札は自分の前に並べます。札を付けるときは「ライ」と発音します（「おこづかいください」でも可）。また、勝利宣言は「ケーン」と発音しその瞬間に判定となります。『パイケーン改々』は、流星キックさんがデッキ構成など調整した『パイケーン改』を更に新井さとしが改変したものです。