『Ming Mang(ミン・マン)』はチベットの伝統ゲームです。『はさみ将棋』と『オセロ(リバーシ)』を合わせたようなルールです。
十七路盤の左上と右上の隅と上辺と右辺に白コマ33個を、右下と左下の隅と下辺と左辺に黒コマ33個を初期配置します。
自分の手番に、任意の自駒1個を動かすことが出来ます。
駒は、縦または横に空いたマスを何マスでも移動することができます。他のコマを飛び越えて移動することはできません。『チェス』のルーク、『将棋』の飛車、『はさみ将棋』のコマなどと同様です。
移動後に相手のコマを自分のコマで縦または横に挟んだら、その相手のコマを自分のコマに置き換えます。連続して並ぶ複数のコマを同時に置き換えることも可能です(『オセロ』と同様です)。但し、斜めに挟んでも置き換えることはできません。
全てのコマを自分のコマにするか、相手を動けなくするかしたら勝ちです。
『オセロ(リバーシ)』用のゲームボード(縦8横8)と、『オセロ(リバーシ)』用のコマ(表裏が別色のもの)を用います。コマ数が少ないので比較的短時間で遊ぶことが出来ます。また、リバーシ用のコマを用いることにより、非常にプレイアビリテイが良くなります。
一般に『Tibetan Go(チベット碁)』とは、白黒6目ずつを十七路盤に初期配置した『囲碁』ヴァリアントのことを言います。朝鮮半島でプレイされている『巡将碁(スンジャンパドゥク,BADUK)』は、この『チベット碁』とほぼ同じものです。