『ドミンゴ (Do3ingo)』は、山札か場札からカードを引いてスリーカードを作るゲームです。誰かが３組のスリーカードを作るとゲームは終了します。セブンブリッジを簡単にしたようなゲームです。
誰が何を集めているのかを読むのが楽しいです。あと１枚でスリーカードが揃うときなども、わくわくします。
マニュアルはとても分かりやすく書かれています。
ゲームの流れは麻雀やセブンブリッジやラミーに近いです。
最初に４枚ずつ手札が配られます。
手番プレイヤーは、山札からカードを引いて手札に加えるか、表向きに置かれている場札の中から１枚を選んで手札に加えるかします。その後で、スリーカードを自分の前に出したり、特殊カードを使用したりできます。特殊カードは何枚でも使用することができます。手番の最後に手札が５枚以上になっていたら４枚になるように任意のカードを場札に加えます。場札は、他のプレイヤーが引くことができるので何を捨てるかはよく考えてください。
いずれかのプレイヤーが３組のスリーカードを完成したらゲームは終了です。スリーカードとして出したカードの数字は、そのまま得点となります。５のスリーカードなら５点です。特殊カードのスリーカードは10点です。最初に３組を揃えたプレイヤーはボーナスとして３点を得ます。
特殊カードは３種類あります。ＧＥＴは他のプレイヤーの手札から１枚を奪います。ＣＬＥＡＲは場札を全て捨て札として流します。場札と捨て札とは別々なので注意して下さい。そして、ＡＷＡＹは自分の手札１枚を捨て札として流します。
ルールの説明は以上です。
『ドミンゴ (Domingo)』プレイについて
特殊カードや高い点数の数字カードは、場札として置かれることはほとんどない。つまり、それらでスリーカードを作るには全て山札から引かなければならないのだ。数字カードは各７枚ずつ存在し、特殊カードは各５枚ずつ存在する。高い点数を狙うのであれば、山札にどれだけ残っているかを把握しておくこと。
高い点数のスリーカードはなかなか揃わない。そして、２以下の数字はしばしば場札に溢れる。３組を揃えたときのボーナスを狙って、低い点数のカードを集めるのも作戦だ。ＣＬＥＡＲカードの流通量が少ないならば、より有効に場札を活用できるだろう。
場札の流れを読めば、誰がどの数字を集めているかおおよそ推測がつくだろう。既に１組が完成し残り４枚の状態で、いわゆる持ち持ち（互いに２枚づつ持っていること）になったときこそ、ＧＥＴカードの使いどころだ。
ＧＥＴカードを場札に置くことは愚の骨頂だ。置くくらいならば使うべし。
ＡＷＡＹカードは、高い点数のカードを場札に置きたくない場合に使われる。
ＣＬＥＡＲカードは、場札からせっせと補充しているプレイヤーを邪魔したいときにこそ使うべきだ。
『ドミンゴ(Domingo)』の雑学
ドミンゴの綴りは「Domingo」であるが、「m」の字が時計回りに90度ほど回転して数字の「3」となっている。
トミー版の製作もレイアップによるものである。トミー版の方が用意に入手できるだろう(2004年05月)。パッケージのデザインはほとんど同じだが、レイアップ版の方がわずかに大きい。また、カードの裏の色は、レイアップ版は青く、トミー版は黄色い。
『DOMINGO』という同名のゲームがあります。『DOMINGO』(Witsman社)と『DOMINGO』(Ravensburger社)です。