ドミノ牌でプレイする『チェーテン』です。天九牌でプレイするものよりも「牌の構成が不規則でない」「得失点計算が楽」「用具の入手が容易」の点で優れてます。
ボードゲームサークル「バンガードミッション」でプレイされているルールを紹介します。
配牌は7枚ずつ。
まず、親が任意の1枚を横にして自分の前に出します(右側の数字が次のプレイヤーがマッチすべき数字になります)。手番は反時計回りです。
プレイヤーは自分の手番に、マッチする数字を含む任意の1枚を横にして自分の前に出します(左側がマッチさせた数字。右側の数字が次のプレイヤーがマッチすべき数字になります)。もしマッチできる牌がない場合には裏向きで出します(マッチすべき数字はそのまま右隣に引き継がれます)。ただし、もし他の3人が連続して裏向きで出した場合には任意の1枚を表向きにして出します(右側の数字が次のプレイヤーがマッチすべき数字になります)。
全員が手牌を出し終えたらディールの終了です。それぞれのプレイヤーは「裏向き牌の目の数」を合計し、サイド清算でチップをやりとりします(具体的には、最も失点の少なかった1位のプレイヤーは、2位以下のプレイヤーから差分をそれぞれ受け取ります。同様に、2位のプレイヤーは3位以下のプレイヤーから差分をそれぞれ受け取ります。そして、3位のプレイヤーは4位のプレイヤーから差分を受け取ります。小さなホワイトボードがあると便利です)。なお、すべて裏向きに出したプレイヤー、すべて表向きに出したプレイヤー、そして親であるプレイヤ−は受取額および支払額が倍になります(これらは累積します)。
8ディールでゲーム終了。チップが多い順に勝ちです。
それぞれ最初に30チップぐらいずつ持ちます。
差分を計算する代わりに、自分より下位の者から1チップを受け取ります。たいてい1位が+3で2位が+1で3位が−1で4位が−3となります。
前手番(左隣)のプレイヤーが持ってない目はいくら待っていても出てきませんので早めに処分しましょう。当然に、前手番(左隣)のプレイヤーもその前手番(対面)のプレイヤーが持ってない目を早めに処分しようとします。それを前提にすれば…。
次の手番のプレイヤーに向ける数字は、序盤はできるだけ小さいものが良いです。そうすれば、大きな数字の処分を邪魔できます。
ドミノ牌(W6)は28枚(56面)で構成されているので、それぞれの数字は8面(1枚はダブルなので7枚)ずつあります。表になってるものをカウントすることで、相手の持ってる牌を推測できることがあります。