『へびとはしご(Snakes and Ladders)』はインド発祥のゲームで、絵双六の一種です。絵双六のように意思決定の余地がなく偶然だけの遊戯は、ゲーム・オブ・チャンスと呼ばれています。そして、『へびとはしご』は最も多くプレイされたであろうゲーム・オブ・チャンスです。
絵双六にはさまざまなボードがあり、見ているだけでも楽しいものです。いわゆるキャラクターグッズも少なくありません。
ぴったりの出目でなくてもゴールすることができる。
『へびとはしご』は国内で容易に入手できる。最近では100円ショップなどでも売られている。一般的なものは、10×10の100マスが描かれており、1番のマス目がスタート、100番のマス目がゴールになっている。
その他の様々な絵双六も比較的容易に入手できるし、自作するのも簡単だ。
意思決定の余地もない多人数ソロプレイなので、これをゲームと呼ぶには個人的にいくらか抵抗がある。しかし、正月などに子供と一緒に遊ぶには非常に適した遊具であるように思う。幼い子供にも勝利するチャンスがあるし、数値と移動量との対応を学ぶことが出来る。マス目に書かれた指示が奇妙なものであればそれを楽しむこともできるだろう。
遊戯自体を愉しむというよりも、遊びながらのコミュニケーションを愉しむべきものだろう。