ちょぼいち, 狐ちょぼいち

『ちょぼ一(ちょぼいち)』又は『狐ちょぼいち』はダイス1個を用いた最も簡単なギャンブルです。江戸時代には「樗蒲市(辻ちょぼ)」とも呼ばれ、街角でもプレイされていたらしいです。

詳細は不明ですが、花札賭博(大正時代)にも『ちょぼ一(ちょぼいち)』というのがあります。また、盗賊用語(昭和時代)で『ちょぼ一(ちょぼいち)』は「うすのろ」「ばか」を意味します。これらの語源はいずれもダイスゲーム『ちょぼいち』に由来するものだと思われます。

ルール

プレイ人数
2人以上(5人以上を推奨)
用具
6面体ダイスを1個。
専用の6区画ボード
点数記録用のチップや筆記用具。
所要時間
1ゲームあたり1分程度。
目的と勝敗
出目を当てて、より多くのチップを稼ぐこと。

ゲームの手順

  1. 親を決めます。
  2. 子は、六区画ボードの任意の区画にチップを掛けます。
  3. 親がダイス1個を振ります。
  4. 出目に掛けていたプレイヤーは掛け金の4倍を受け取ります。それ以外のプレイヤーの掛け金は没収されます。

オプションルール

感想・評価

誰でも遊んだ経験があるんじゃないかな?

ちなみに、チップを掛けることを「張る」とも言います。

期待値の計算

期待値の計算式は以下の通り。なお、当たった場合は掛け金が戻り、外れた場合は没収されるとします。

期待値 = (4倍×p1)+(-1×p0) ≒ マイナス0.16667

要するに、100円を掛けたら平均して83円が戻ってきます。

Satoshi ARAI ( arai@luminet.jp )