ポリキューブ

ポリキューブについてのメモなど。

『十二支のポリキューブ極小』の話

私がパズル好きになった切っ掛けの一つが、子供の頃に読んだ『Play Puzzle パズルの百科』です。この本にはさまざまなパズルが紹介されてますが、その中で最も惹かれたのが『十二支のペントミノ』(小黒三郎/1978年)でした。ペントミノの十二片をそれぞれ十二支に見立てた芸術品です。「これ欲しいなー」と憧れましたが、子供に手が届くような代物ではありません。そもそも当時からしてコレクターズアイテムだったようです。

やがて社会人になりいろんなパズルを簡単に入手することができるようになりました。『IVYパズル』を購入したときに製造元に問い合わせたところ「素材が違うものはまだあるが、ローズウッド製のもの(ちなみに値段は20000円以上)はもう作ってない」とのこと。そして、デザイナーが「私の作品が親や教師の手で作られ、子どもたちに使われ、遊ばれることは私の願うところでもある」と言って図面公開しているので、世の中に複製品が山のように存在します。

でも、私が欲しいのはローズウッド製のものです。だから、あの作品だけはいつまでも憧れの存在のままでした。

2011年11月、縁あってあの作品を入手することができました。正式な商品名は『十二支のポリキューブ極小』(遊プラン/小黒三郎)だと判明。デザイナーの直筆サイン入りです。ハンドメイドの精密加工品(サイズは画像参照)とはいえ、シリアルナンバー15番って…いったいいくつ生産したんだろ?

これで子供の頃から欲しかったパズルは全て入手できました。満足しています。

2016年7月。シリアル37番(製造2002年1月15日)のものを入手しました。

『スタインハウスキューブ』の話

(追記予定)。学生時代の話。

『ソーマキューブ』の話

(追記予定)。『ブロック・バイ・ブロック』など。

『テトラキューブ』の話

(追記予定)。

ARAI Satoshi ( arai@luminet.jp )