Kunterbunt(おなじはどーれ)

Kunterbunt(おなじはどーれ)

Kunterbunt(おなじはどーれ,Catch The Match)』は、それぞれ15種類の絵柄が描かれた2枚のボードに共通する絵柄を早く探し出すゲームです。

コンテンツ

Kunterbunt(おなじはどーれ)

AMIGO社の他のカードゲームと同じサイズの水色の箱には、2枚のボードを持っている小熊が描かれている。箱の中には、乗り物や動物や玩具など15種の絵柄が描かれたボード15枚とルールブックなどが入っている。それぞれのボードの15種の絵柄は色違いで描かれている。

ルール

ゲームのルールは非常に簡単だ。最初に最年長者が山札2枚をめくります。そして、全員で2枚に共通する絵柄を同時に探します(必ず1組だけが存在します)。共通する絵柄を見つけて正しく告知したプレイヤーが、古い方のボード1枚を獲得し、新しいボード1枚をめくります。これを繰り返していき、もっとも多くのボードを獲得したプレイヤーが勝利します。

インストラクション

インストラクターはプレイに参加せずに説明するのが良いでしょう。

小さい子供に難しい説明は不用です。より多くのボードを獲得することが目的だと説明したって理解できるわけありません。「このカードとこのカードとで同じ絵はどれかな?分かったら大声で教えてね」で十分です。

正答者には「当たり!」と言って、ボード1枚をその子供の前に置きます。所有権の譲渡と勘違いされないように留意すること。

最初のうちはインストラクターが次のカードをめくるのが良いでしょう。そして、あらかじめ正解を見つけておき、正誤をすぐに判定できるようにしましょう。「それじゃ次の問題だよ。このカードとこのカードで同じはど〜れ?」。

プレイ

この『Kunterbunt』を用いる目的は大抵、大人による競技というよりも、むしろ子供相手の遊戯にある。そのような場合、ゲームに勝利するための大人げない振る舞いは避けるべきだ。子供同士のプレイを観察するにあたっては、みんながルールを分かっているかどうかに留意すること。また、マナーなどもあわせて教えたい。

稀なことだが、大人同士が競技として用いることもあるだろう、その場合にはパターン認識能力や経験による記憶が勝負の鍵となる。

エトセトラ

数学的には、15種の絵柄がそれぞれ4ビット(16パターン)の情報を持っていれば、このゲームを構成することができる。『Kunterbunt(おなじはどーれ)』では、15種の絵柄がそれぞれ4色2桁(16パターン)の情報を持っている。

Satoshi ARAI ( arai@luminet.jp )