Knatsch (ナッシュ)

Knatsch(ナッシュ)

Knatsch(ナッシュ)』は、中世ヨーロッパの騎士となって、城を取り合うゲームです。

コンテンツ

ブランクカード

同社のゲーム『コロレット』に、『ナッシュ』用のブランクカードがオマケで付いてます。

ルール

『Knatsch』のルールは、ルールの原文があまり良い構成でないために、実際よりも複雑に見えます。最初はゲームの流れを覚える為に、特殊カードを全て抜いてプレイすると良いと思います。

インストラクション1(ダイス目の強さ)

最初にダイスの強さについて説明します。

まず、六個のダイスを振ります(六人の騎士を表します)。6の目が出たら「脱落(戦死)」になります。残りのダイスのうち任意のものを残して2回まで振りなおすことができます(合計3回まで)。

ダイスの目の強さは、六個揃い、五個揃い、四個揃い、三個揃い、二個揃い、そして一個の順です。個数が同じ場合は、5の目によるものが強く、次いで4の目、3の目、2の目、1の目の純です。すなわち、4の三個揃いよりも1の四個揃いの方が強いのです。

揃った個数もその目も同じ場合は、残りのダイスのうちもっとも大きい数値で比べます。

カードに記されているダイス目はカードの防御力を表します。

インストラクション2(特殊カード抜き版)

色違いとなるように各プレイヤーに城カードを配ります。残りのカードはよくシャッフルしておおまかに2つの山札に分けます。山札の一番上のカードは見えるようにします。

所有するカードは全て自分の前に置きます。なお、まったく同じカードを複数所有することはできません(決闘カードだけは例外です)。

最初の手番のプレイヤーを決めます。手番は時計回りに移ります。

自分の手番に、どちらかの山札1枚を更新(山札の下に移動させる)することができます。そして、以下のいずれかを試みることが出来ます。

城カード(山札)を目標にする
カードに記された防御値に対してダイスを振ります。攻略に失敗したらそのカードをその山札の下に移動させます。攻略に成功したらそのカードを獲得します。
城カード(他のプレイヤー)を目標にする
城カード1枚しか持っていないプレイヤーの城カードを攻撃することはできません。
カードに記された防御値に対してダイスを振ります。その後に、防御側もダイスを振ることができます。攻撃側のダイス目が足りないか、防御側のダイス目の方が強い場合は、攻略失敗です。攻略に成功したらそのカードを獲得します。
決闘カード(山札)を主催する
主催者から順に時計回りにダイスを振ります(主催者は3回ではなく4回まで)。もっとも強いダイス目を出したプレイヤーがその決闘カードを獲得します。同じ強さの場合は先に出した方が優先です。
「国王の追放」を試みる
城カード3枚を所有しているときにのみ、「5,5,5,5;1」の防御値に対してダイスを振ります。追放に失敗したら「国王の報復」によって任意の城カード1枚を失います(任意の山札の下に入れる)。

手番を繰り返し、以下のいずれかの条件を満たしたプレイヤーが勝利します。

インストラクト3(特殊カードを追加)

特殊カードは、獲得した直後から使用可能です。城カードと同様に、まったく同じカード複数を所有することはできません。

特殊カード(山札)を目標にする
カードに記された防御値に対してダイスを振ります。攻略に失敗したらそのカードをその山札の下に移動させます。攻略に成功したらそのカードを獲得し、もう一度の手番を得ます(但しダイスを振る前の山札更新は合わせて1回まで)。
特殊カード(他のプレイヤー)を目標にする
カードに記された防御値に対してダイスを振ります。城カードの場合と異なり、防御側プレイヤーがダイスを振ることはありません。攻略に成功したらそのカードを獲得します。

特殊カードは、獲得した直後から有効になります。それぞれの効果は以下の通りです。

カタパルト
他のプレイヤーの城を攻略するときに、3回ではなく4回までダイスを振ることができます。
決闘のチャンピオン
決闘の主催者でなくとも、4回までダイスを振ることができます。
山の下へを2回
山札更新は手番に1度までですが、このカードを所有しているプレイヤーは手番に2回まで山札更新することができます。
城カードの守護者
所有する城カード2枚までが他のプレイヤーから狙われなくなります。どの城カードを守護するのか明確にしておく必要があります。
特殊カードの守護者
所有する特殊カード1枚が他のぷれいやーから狙われなくなります。どの特殊カードを守護するのか明確にしておく必要があります。
裏切り
城カード(山札)を攻略するときに、城の防御値が弱体化します。
国王の庇護
このカードを所有するプレイヤーは、「国王の追放」を試みて失敗したとしても、「国王の報復」を受けません。
ダイスカード
追加(七個目)のダイスを得ます。そのダイスは常に同じ目が出るものとして扱います。

ヴァリアントやオプション

手番の最後に「国王の追放」を試みることが出来る。これによって3つ目の城を入手した直後に「国王の追放」を試みることが出来るようになる。このヴァリアントルールは、「国王の追放」よりも4つめの城を狙った方が容易いという問題点を修正する。

プレイ

ナッシュのプレイ風景

『Knatsch』プレイについて

よくつかう確率

まず、目標カードの防御値が「4,4,4;1」の場合に、「1,3,3,4,6,6」が出たとしよう。このときの選択肢は「4の三個揃いを狙う」か「3の四個揃いを狙う」かだ。もちろん、確実なのは4の三個揃いだ。三個を振って4を二個だす方が、三個を振って3を三個だすよりも簡単だからだ。

(作業中)

確率計算

(作業中)。

エトセトラ

『Knatsch』の雑学

Knatschの意味

Knatschとは「騎士」という意味です。

フランス流?

箱の右のキャラは、フランス式で騎士をバカにしている。他人をバカにする方法は国によって違う。ドイツでは内股を叩き、イギリスでは手前に向けたVサイン。

レポート

『Knatsch (ナッシュ)』攻城日誌

2004年06月05日(土)@WBR

「WBR」騎士会を参照。

Satoshi ARAI ( arai@luminet.jp )