Backgammon (バックギャモン)

5000年以上前のエジプトで遊ばれた『セネト』というゲームが、5世紀頃のローマで『バックギャモン』として確立し、7世紀頃に日本に伝来し『盤双六』と呼ばれるようになりました。正倉院にバックギャモンの用具が補完されているのはそういうわけです。また、江戸時代にヨーロッパ経由で再び伝来し『西洋双六』と呼ばれ、そして更に近代になって現在のバックギャモンが伝来しました。

ルール説明

Backgammon

それでは、バックギャモンのルールを説明します。

このゲームは双六の一種で2人用です。三角形のマスが24個あります。初期配置された自分の駒15個を相手より先に全てゴールさせることが目標です。(バックマンの後ろを指し示し)自分のスタート地点が相手のゴール地点で、相手のスタート地点が自分のゴール地点です。(移動方向を示しつつ)お互いに反対方向に駒を進めます。

自分の手番にはサイコロ2個を振ります。それぞれの目で異なる2駒を進めてもいいし1駒2回でも構いません(実際にやってみる)。サイコロの目は可能な限り使わなければなりません。なお、相手が2駒以上いるマスには入れませんが、相手が1駒だけいるマスには入れます(実際にやってみる)。その場合、相手のその駒は「ふりだしに戻る」となります。ふりだし地点の代わりにバーに置くのが一般的です(実際にやってみる)。

自分の駒を全てゴールさせればゲーム終了で勝利となります。

特別なルールがいくつかあります

スタート地点に自分の駒がいる場合はその駒を進めない限り他の駒を進めることはできません。そして、ゴール地点の手前6マス以内に自分の全ての駒がいなければどの駒もゴールさせることはできません。ちょうどの目でゴールできない場合に限り、目を余らせてゴールしても構いません。

ぞろ目が出た場合はその目が4つ出たものとみなします。その目で4駒を動かしてもいいし1駒4回でも構いません。

ゲームの最初だけ、それぞれのプレイヤーがサイコロ1個ずつ振ります。目の大きい方が先手となり、その2つの目を用いて駒を進めます。

勝利点について説明します。

先に全ての駒をゴールさせたプレイヤーは勝利点1を得ます。もし相手が1駒もゴールしていなければ勝利点2を得ます。勝利点3での勝ち方もありますがめったにないので今は憶えなくていいです。

自分の手番でサイコロを振る前に降伏勧告することができます。勧告された側が拒絶したならこのゲームの勝利点は倍になります(ダブリングキューブを2倍表示に)。この降伏勧告は同じプレイヤーが連続して行うことはできませんが、相手は降伏勧告しかえすことができます(ダブリングキューブを4倍表示に)。相手が降伏勧告を受け入れたらゲーム終了で勝利となります。

それじゃ、練習プレイしてみましょうか。

ARAI Satoshi ( arai@luminet.jp )