熱く語れ!Boys Be!

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終戦記念日 (2022年08月15日)

日本では当事者双方が終戦に合意した日でなく一方が降伏した日を終戦記念日としていますが、これは「降伏勧告を受け入れたら即座に戦争が終結するはず」という甘えかも知れません。相手側が複数いる場合、戦勝国間での分け前(領土分割など)を有利にする為に継戦するかもしれないのに。

小田急デパート屋上ステージ (2022年08月14日)

小田急デパート町田店の屋上ステージ。確か1983年にここで平野文ショーがありました。当時はネットもなく声優さんといえどもドサ回りしてた時代です。ファンのお兄さんたちが声援や紙テープ投げしてたので休憩時間にいろいろ教えてもらいました。

ステージまでの距離に応じて紙テープの長さを調節すること、色の選び方、芯を抜いて巻き直すこと、ステージの上方を狙うこと、半分ぐらいほどけあたりで手を離せばちょうどいい具合にほどけること、いつ投げたらいいかのタイミング、スタッフにひとことなどなど。

現代なら「他のお客さんの視界がー。ステージにゴミがー。後片づけする人の身にもー。昭和のオタクは非常識」となるかも知れませんが、当時は出演者の人気のバロメーターでもあったのでむしろ歓迎されてましたし、事実上のサクラもいました。

ちなみに、るーみっく界における紙テープ投げは1986年春のうる星やつらFCファイナルツアーから廃れました。芯を抜かないで投げた人がいてそれがクリティカルヒット。ちょうどペンライトやコール掛けが普及し始め、親衛隊のみなさんの位置取りも変わりました。

そんな思い出に浸りつつ、「恋にダンス!ダンス!ダンス!」をリピートしながら帰路につきました。

ツィッター投稿 (2022年05月30日)

PV冒頭にブラウン管TVが見えることなどから、新しいアニメ『うる星やつら』の時代設定は1980年代であると考えられます。若い人にはピンと来ないかも知れませんが、1980年代はファミコンが発売されビデオデッキやパーソナルコンピューター(notパソコンさん)やCDが普及し始めた頃です。

ネットやケータイの普及はその後になりますので、当時は住所や電話番号を公開してないと社会が成立しませんでした。諸星あたるの「お嬢さん、名前と住所と電話番号を〜」も現代の感覚では非常識に感じるかも知れませんが、当時は現在とは異なる常識があったのです。

現代の常識や法令をもって過去や創作を評価するのは、ラムちゃんの超能力を科学的に説明しようとするような「知的遊戯」にすぎませんので、それを以て現実の他人に何かを強制することはできません。過去は過去として創作は創作として解釈するのが当然ですしそれが良いと思います。

当時はネットで同好の士を探すのが難しかったので、学校や職場での話題はいくつかのスポーツや芸能人や雑誌や作品に集中する傾向がありました(逆に言えば、ネットが普及した現在において国民的ブームはもはや成立しにくいと言えます)。『うる星やつら』は幸いにも国民的な作品の一つでした。

学校では「昨日のうる星みたー?」が普通に成立してました。また、機会は少ないもののイベントや文通コーナーで知り合った同好の士との交流も図られてました。やがて好景気が訪れ、ビデオデッキやパソコン通信が普及し、社会人になっても卒業しないでいい環境が整いつつありました。

当時のファンが今でも多く生き残っているのは作品そのものの人気もありますが、「当時の母集団の多さ」「通信環境の変化と経済力の獲得」「リアルで交流してた人たちとネットで再会」が大きいと考えてます。この世代のファンたちはリアルとネットの両方で繋がっているのです。

新しいアニメ『うる星やつら』でファンになる若い人たちの多くは、放映終了後に作品から離れていくかも知れませんし作品を通じて知り合ったアカウントさんたちとの交流も途絶えてしまうかも知れません。でもそれは必ずしも悪いことではありません。それは現在の風潮ですし、愉しければいいのです。

これまでもこれからもずっと私は『うる星やつら』ファンでいるつもりだし、きっと死ぬまでファンであり続けるでしょう。若い頃みたいな熱く激しい活動はできませんが、のんびり静かに作品を愉しみ続けようと思ってます。

(C) ARAI Satoshi