防衛においては進撃中の敵部隊を陣地で足止めしてアウトレンジから攻撃するのが自軍の犠牲を最小にする戦い方のひとつですが、この戦い方は侵攻や制圧には適しておりません。陣地に籠る敵部隊を削り続けても敵の補給が続いている限りなかなか0にすることはできないのです。
よって防衛側は敵の補給線が伸び切った状態で十分に敵部隊を削ってから反撃に転じるのが効果的です。今回のウクライナ戦争では、敵兵力を削りながら少しづつ後退したり敵の集積所や補給路(橋)を攻撃することでロシアの補給線を伸ばしました。
ウクライナにとっては東部よりも南部が重要だろうと考えていたので、9月上旬からの東部攻勢は予想外でした。クビャンスクは落せたと思いますが、そこから東は無理攻めのような気がします。補給の問題もありますが、国境線近くまで押し返したら国境の向こうで再編成するロシア軍を削れなくなりますし。
ウクライナ南部はウクライナ軍が徐々に押すと思いますが、地上部隊の損失も激しいかと。冬までにクリミア半島の手前までいけるかどうかと見ています。地面が凍結する東部と違って南部は冬も激しい戦闘が続くだろうと思います。
たとえクーデターや暗殺でプーチンが失脚しようともロシアが責任を負う形での講和に応じるとは思えません。ウクライナとしては欧米の支援が続いているこの機会がクリミア奪還の最後のチャンスでしょう。ウクライナがよほど困窮しない限り停戦はないだろうと思います。
従って食糧やエネルギーの問題もまだしばらく続くと思います。それらの問題に耐えられなくなったどこかに飛び火するかもしれません。核兵器使用を含めていろんなパターンが考えられますが、ぶっちゃけどうなるか分かりません。
戦況図を見ながらそんなことを考えてました。
セル画はトレス線の紫外線分解と塗料への溶けこみ、そしてトリアセチルセルロースの加水分解で経年劣化します。特別に描かれたものを除き1980年代のセル画はちゃんと保管してれば私の寿命ぐらいまでは品質を維持できますがその後は難しいでしょう。私が原画を重視してるのはそういうわけです。
ネットの無料サービスで原画を自動彩色させてみました。画風や色指定など特に何も設定してませんが、なかなか面白く仕上がってます。あまり詳しくありませんが、キーワード指定でネット上の画像から色指定を学習してくれるとありがたいかな。
良い意味で令和うる星やつらも二次創作も認めてるし「大事なのは過去の経歴ではなく現在の情熱」だと思っているけど、対等に話してくれるファンは少ないなあ。しばしば『君がいるだけで』状態になるので、他人の会話にはあまり割り込まず、自分のとこで勝手に呟くスタイルでやってます。
もっとも10と20は大違いだけど50と60はさほど違わないので、もうちょっとお邪魔していいのかも知れません。