「スタチューオブドラゴン」の持つオルターネイトリアリティのパワー(の暴走)を表現してみました。無矛盾である限り、過去を訂正してしまいます。具体的には「PCが思い出してしまったことは現実だったことになる」という設定です。
シナリオの核心?に近づくには様々なことを思い出す(思いつく?)必要がありますが、それは自分たちがより深く物事に関わっていたことか事実化することを意味します。
ラサは基本的には善なる領主であり、至宝「スタチューオブドラゴン」を有効に活用しております。周辺からの脅威に備えるため、過剰ともいえるほど頑丈な城砦を建設しています。ラサは、その財源として売上税率を増やしました。多くの商人はそれに反対しています。商人カルビーンらは、少女らの行方不明をラサの悪事であると仕立て上げ(証拠もでっち上げ!)、アルファティア教会の司祭ガブリオたちを焚き付け、ラサを亡き者にしようと計画しました。
なお、ガブリオが使ったスクロール(これはカルビーンらが用意したものです)によって、PCたちは自分達が精神支配されていたのではないかと疑心暗鬼になります。
もちろん、このバックグランドはプレイ中にどんどん修正されていくでしょう。
司祭ガブリオ「大丈夫ですか?」。
ここは新しく建設された砦の中だ。君たち(ケニー、アシュラ、ユウパト、ミーティア、シャオラ)は、直径40フィートほどの円形のホールにいる。周囲を見渡すと、司祭ガブリオの他に十数人の姿が見える。アルファティア教会の僧侶の他に冒険者や傭兵らしき姿の者もいる。何人かは大怪我をしており、何人かは床に倒れている(既に絶命しているようだ)。僧侶たちは、倒れている人たちを介抱している。
君たちは、鎧や指輪などの装備を完全に外され、丈夫なロープで完璧に縛られている。各々2d10ダメージを負っている。覚えている呪文はそれぞれ50%の確率で使用済みだ。
司祭ガブリオ「信じられないかも知れませんが、あなた方は領主ラサに精神支配され、邪悪な行いに荷担していたのです。私達は正義の為にラサを倒しに来たのです」。
言われてみれば、ここ数ヶ月の記憶はかなりぼやけている。そういえば、昨日のことも思い出せないこともあったが、どういうわけかその時は何も変に感じなかった。開かない筈の鉄の扉の奥の祭壇で領民の少女を生贄に捧げたような記憶もある。
突然、ホールの入り口の方から悲鳴が聞こえた。ヒャクロが無表情に僧侶達にとどめをさしている。僧侶達も呪文で応戦するが、ヒャクロには全く通用していないようだ。ヒャクロの左腕には(壊れたはずの!)石の腕輪がはめられている。
ヒャクロ「法に基づき反逆者を処刑する」。やがて、ガブリオたちは全滅(あるいは逃走?)した。君たちはヒャクロ(現在55ダメージ)に救出され、装備も取り戻すことが出来た。
司祭ガブリオは既に死んでいる。
テキスト化を待て
酒場の「記憶」 > 少女を誘拐したことが事実化
ギルドの「記憶」 > 商人カルビーンらを脅迫したことが事実化
井戸端の「記憶」 > 疫病患者を始末したことが事実化
生贄の「記憶」 > 鉄の扉の中が事実化
背後から操る混沌の天使ガベコレ。
祭壇で待つ使徒ガベコレ。
身内用の覚え書きです。