#15『トラトラトラ(DM=あらい)』

トラベル、トラブル、トララダラ。

今回のテーマはいつもの『誰もが正しいがゆえの悲劇』です。趣向として「ゲスト達は基本的にエゴイストな悪人達」としてみました。キャラレベルがバラバラなので戦闘軽視のシティアドベンチャにします。…正確には「せざるを得ない」ですが。

善良なる幹事の浅薄なる企画

幹事「6月のセッションは6月12日〜14日です。これ以外の日程ではDMの都合が合いません。会場はあらい宅です。金曜18時には開場します。会費は1000円。これは当日の飲料と食糧と残りはAD&Dサプリメントに費やされます。先送りにし続けた大問題であり、我々の友情に大いに影響を与える大問題である“具のサイズ”について検討しなければ!」。

幹事「プレイは13日深夜までに終了させます。これはもり君が14日5時に帰宅すべき事由が発生し得るとの申請に応じたものです」。

幹事「日曜日の朝食はガストのモーニング(会費+=500; でなんとパンとドリンクがフリー)あたりにしようか。のんびりだべるのも悪くない。デメリットは駅の反対方向だということか」。

幹事「なら逆に日曜日は横浜の中華街にくりだすのも一案だ。どうせみんな9時ぐらいまで寝ていることだしな。ちゃんと予約を入れて昼食会(会費+=4000円)の後はそのまま解散かな」。

幹事「いや桜木町からランドマークタワーに繰り出して、シズラーのサラダバーというのも悪くない」。

幹事「一応、希望は聞こう」。

邪悪なるDMの深遠なる陰謀

DM「ふむ、第12回(第15話)のセッション開始の段階でもうこのレベルか。かなり速いな。私の記録が確かなら、昨年の7月度のセッションがこのキャンペーンの最初のシナリオだったから…。全体的に与える経験値が多すぎるようだ。スレスホールドはベーシックキャラの為にある町だから、3レベルを超えたあたりで選られる経験値が少なく感じる程度の冒険しか発生しない。だからキャラ達は広大な世界に旅立っていく…はずなんだが(笑)」。

DM「財宝についてはどうだろう。スレスホールドの年間予算は数万ロイヤル程度だから、PC達はこのスレスホールド周辺の金銭をほとんど吸い尽くしていることになるな。男爵は報酬額を全体で1000[GP]程度しか出せない筈だ。傲慢かつ裕福なPC達は当然として拒否するだろうから、巨大な報酬は“強制的にシナリオに巻き込みたい”という意思が露骨にあらわれているということか」。

DM「スペル&マジックアイテムについてはこの程度でいいだろう。まあ確かにスレスホールドのような辺境にしては経験値同様に出現量が多すぎるが、それなりに味(癖!)のあるものが登場している。いい傾向だ。そろそろホールディングバッグも出そうと思ってたし」。

DMは、椅子から立ち上がり今後の方針について考えをめぐらした。

DM「どうもキャラが町に張り付いていて、持ち回りDMがそれに合わせてシナリオを作る傾向があるようだ。そしてPCのレベルが高いから与える経験値はリスクに相応せずに多くなる。それでPCの“巻き込まれ待ち”の傾向が強化されるわけか」。

DM「結果的にスレスホールド町はボロボロだ。シャーレイン=ハララン大司教兼男爵も気の毒に。やはりスレスホールドからPCを引き剥がさなくては、もとい、PCが自主的に離れるような状況を作らなくてはなるまい。まあその前に相応のツケは払ってもらわなくてはな(笑)」。

DMは、竜巻旋風脚の練習をした。

DM「今後の方針は2つ考えられる。しばらくスペキュラルムで4〜6レベル間でうろちょろするか世界のあちこちを巡らせるべきか。前世のキャンペーンでは前者を採用しカラメイコス大公国だけを舞台にしていたな。スペキュラルムに張り付かれるのも面倒だし、今回は後者を採用するのも面白いか?」。

DM「ジアティス語が通用する国は、ジアティス、カラメイコス、グラントリ、ダロキン、ファイブシャイヤ、アーレンディ、ミンロザット。意外に多いな。あまり通用しない国が、イラルアム、ヘルダン、アルフヘイム、ロックホーム、シンド、ノーザンリーチ、ブロークンランド、そしてアルファティアか…」。

DM「いや、しりうすもいるしな。プレイヤー時間で一年間程度は前者でやろう。それに、今回のキャンペーンはDM持ち回りだしな。まあ私がDMのときは、ときおり諸外国もの(刺激に満ちている)もいれてみるか」。

DM「とりあえず、首都へ移住させてみよう」。

主な登場人物

だんじょんますたぁ
こんにちは、あらいです。
りーが
よっちゃんPC。クレリック5。
らさ
はやしPC。ファイター3。
いんでぃ
おーつかPC。シーフ(学者)3。
ぱのってぃあ
しりうすPC。シーフ1/幻術師1
ひろみ
いけたPC。メイジ1。
もらもら
もりPC。クレリック1。
ダビノス=トバツネフ
タイトエスク
シャンゼリウス
不動産屋。やせて背が高い。
エミール=ラデュ
秘密結社の幹部

バックグラウンド

帝国歴999年07月上旬。ラデュ家の経営会議1

スペキュラルム。上級貴族ラデュ家の会議室。十数人が会議中。

幹部「…と、このような事件(シナリオ「誰が為にカネは…」)がスレスホールドで発生しました。そのアイアンゴーレムはシャーレイン男爵が倒しました。グスタフ=アル=パルマーの行方は不明ですが、彼らの故郷であるイラルアムへ向かったものと思われます。その他事件に関する詳細については不明です」。

議長席にいる老人が口を挟んだ。

老人「その冒険者ギルドについて何が分かっているか?」。

幹部「この春にアイアンリングの死霊使いらを倒したのが彼らです。かなり高い戦闘力と思われます。未確認情報ですが、表向きはフリーながらも実際にはアリーナの指揮下にあるギルドのようです。実際、カラメイコス教会は有能な人材をギルドに派遣しています。今のところ我々と敵対することはないと思われますが、念の為に彼らについての情報を集めているところです」。

若い男が、席から立ち上がった。

若い男「木材と漁業を主な産業とするスレスホールドは約5000もの人口を抱えており、日曜雑貨一般が常に不足しています。ケルヴィンの貿易商パルマー家のスレスホールド街道における勢力は壊滅的打撃を受けました。そして、先ほどの冒険者ギルドの手によってスレスホールド近郊のモンスターリスクは減少しております。今こそ、スレスホールド街道へ我々が進出するチャンスです。民衆の生活に貢献することができますし、同街道で水上交易を行っているトレネスク家に対する牽制にもなります。ただ、彼らもこの機に乗じてこの空白地帯に手を出すでしょう。水上も陸上も共に独占させるわけにはいきません」。

議長席の老人は口元にうす笑いを浮かべた。

老人「そのプランは?」。

若い男「具体的には、パルマー家に勤めていた行商人らを引き抜いて、商隊6つを編成します。さらに、いままでパルマー家と取り引きしていた各町の交易商人に取り引きを申し込みます。相手が民衆に対して暴利を貪っているなら、取り引きせずにその町に新たに拠点を建設し直売します。建物は中規模の木材建築(1000gp)で十分です。生活物資を北へ運び帰路は工芸品と農産物を積んで戻ります。材木は陸上輸送できません。資金として金貨を1万7千枚ほど用意しました」。

老人は他の意見をいくつか聞いたあと言葉を続けた。

老人「結論を告げる。準備金として1万ロイヤルをつけてやる。秋までに基盤を築いて黒字にしろ。会議はこれで終了」。

全員「全ての金貨をラデュの手に!」。

7月中旬。スレスホールド。大司教兼男爵の悩み

スレスホールドの年間予算は数万ロイヤル程度である。

巨大な球体の事件で町の財政はガタガタであり、非常に厳しい倹約令が発令されている。兵士や役人へ支払われる給料は遅滞している。PCたちに支払った莫大な報酬をカバーする為に税率変更が検討されている。

活動的なアリーナ=ハラランは「異世界の魔王」シナリオで、自分を外出させなかった父親と大喧嘩している。彼女は町の人々を救う為に教会の財産などをグラントリの友人に売却し町の人々の為に施すべきだと主張。父親は政治と宗教を混同すべきではないと考えていたが、目の前の現実を前に苦悩している。それにしてもなぜ、この小さな町にこのような大事件が発生するのであろうか?。神よ。

7月中旬。天空の透明なる月。で、その神たちは。

DM「天空の彼方、星々の海に浮かぶ大陸の中央の城。エネルギーの領域に所属するある強力な存在Rは、何者かによる原子炉転移について対策が必要であると考えていた。彼のライバルたちの干渉が入る前に何とかしなくてはならない。彼は自分の友人たちに相談した。

その友人の一人Hは、その事件が人々の話題にならないようにその町にちょっとした作用を施した。多少の副作用はおこるだろうが結果的に“至高の工芸品”である原始炉のことは話題にならなくなるだろう。もちろん、深く関った者は町から遠ざけなければならない。

まあ、こんなもんでいいだろう。その存在たちは再びミスタラ世界の別の諸問題を検討しはじめた。コミューンに答えるのも忙しい」。

7月中旬。その頃、ケニー=マクドガルは…

その頃、ケニー=マクドガル(入澤PC)はジアティス帝国で修行していた。一年以上を連続して修行にあてれば、つまりPCとしてシナリオ参加しなければ、ファイター6レベルに、そしてツゥハンデッドスォードのマスターレベルに到達できるかも知れない。

07月下旬スペキュラルム。ラデュ家の経営会議2

上級貴族ラデュ家の会議室。十数人が会議中。

若い男「信じがたい事件が起こりました。スレスホールドの港湾に直径600ヤードの巨大球体が出現。港湾が使用不能になった模様です。トレネスクの水上交易は壊滅的な打撃を受けた模様」。

老人「600?。ずいぶんと誇張された話だな。だがもしその話が真実ならば我々にとってはチャンスだ」。

若い男「はい、河川用の交易船を手配しました」。

7月22日、スレスホールド

金持ちとなった君たちは、スレスホールドの退屈な生活にいくらか辟易しています。生活物資に困ることはないものの、珍しい品の取り寄せには1〜2週間を要する。小さな商隊は珍しくないが、大きな商隊はまれにしか来ない。武器や鎧も標準的な価格で入手できるが、より良い品質のものは都会に行かねば入手できない。呪文についても同様だ。

スレスホールド近郊の既知たるダンジョンはあらかた捜索してしまい、ゴブリンの残党を退治したところでわずかな銀貨が手に入るばかり。どうも冒険の種が尽きてきたようだ。

PC達は一同に会して、どうすべきかを話し合った。不思議なことに誰もが偶然にもこの町を離れるべき事情を持っていると判明!。

長い論議の結果、正式にどこかで冒険者ギルドを作ろうということになった。都会への漠然とした憧れが含まれてないとは言えないが、ともあれPC達の移住先は首都スペキュラルムに決定した。  大きな夢を抱えながら…。

ラサ、アシュラ、ヒャクロ、ジーンが先行して物件を探す。

DM「もし望むならばここでキャラクターを引退させても構いません。その場合、そのキャラはスレスホールドに残り、普通の一般人としての余生を送ります(経験値を得ることはできなくなります)」。

8月1日、スペキュラルム

先行部隊(ラサ、アシュラ、ヒャクロ、ジーン)はスペキュラルムに先行して、物件を探してます。

何件かまわった後に、シャンゼリオス=ジャンアポーレの不動産業者で、元々は宿屋だった木造建造物が見つかりました。主人の説明によれば、1階には台所と広いホールと中部屋が、2階には24の小部屋があります。また、馬車2台と馬10頭を置ける馬小屋もあります。もともと宿屋だけあり、町の中央から近いことは魅力です。下見すると、なかなか良い物件のようです。

「そうか君達は冒険者か。なにかあったら頼むことにするよ」ということで、PC一人あたり負担額は500ロイヤルにまで軽減されました。

8月3日、ハイフォージ

鉱山都市ハイフォージはカラメイコス大公国のほぼ中央に位置するノームの町である。一般にノームは好奇心が強く(そしてプラクティカルジョークも好む!)、もちろんパノッティア(しりうすPC)もその例外ではない。

君はハイフォージに長いこと住んでいたが、ふとしたことからしばらく町の外で暮らしてみようと考えた。都市スペキュラルムに行けば、様々な呪文があるらしい?。幸運なことに、クランの長ヒルドリッパに魔法使いギルドへの紹介状を書いてもらうことができた。君は家族や知人に挨拶し、首都に向かった。

8月6日スレスホールド

いよいよ出発は明日となりました。それぞれが世話になった人たちのところへ挨拶にいきます。そして夕方には、スレスホールドの黄金竜亭で壮行会を催します。いろんな人が乱入してきます。

宿の主人「思い返せば一年前、カリオストロのお嬢さんが店に入ってきていきなり『冒険者を雇いたい』ときたのにはびっくりしたもんです。紫の髪の色なんてみたことがなかったから、御伽話で聞いたマインドフレアーでも入ってきたのか、なんて考えたものです(笑)」。

宿の主人の奢りでエールが振る舞われた。乾杯。

司教フランカー(中年,高貴だが少しトロい)と、リーガの弟ガルトと妹ティルナが来ている。司教は"祝福"の呪文を君たちに掛けてくれる。

その後、彼らはリーガとユウパトと何か話していたようだ。

(リーガとユウパトのみ)リーガは自分の家族についてフランカーに頼み、弟に妹の面倒をちゃんとみるように告げた。司教は「教会に対する君の貢献は非常に大きいものであると大司教も認めておられる。そこで…」。司教は布で包まれた包みをリーガに手渡した。

(リーがのみ)「正義の光(F.Mace+2,Light)」を入手した。

(ラサ、シャオラ、ヒャクロ)司教はリーガに、何か布で包まれた包みを手渡したようだ。

木材製造業ギルド長エドワルド「いやぁ、あのときは、助かりました。おおかみのせいで樵たちが労働きょ否するんですから、どうしようもなくこまっていますた、あんとき(シナリオ5「樵の人件費」)は」。

狼娘のキラ=ハザトはときどき遊びに来るらしい。

スレスホールドガイドのタモ君「お気をつけて」。

その後、ジーンと何か話している。「ヴァージ村で…」とか聞こえる。

(ジーン)タモ君「街道は寂しくなっているようです。ヴァージ村なんて特に」。

客に紛れて博打王キング(トランプ絵札そっくりな顔)がいるが一目で分かってしまう。彼は古道具屋シーク氏と話し込んでいる。その間、キングはジャックと話している。

その後、シークはマルガリータと何か話している。

ジャックはキングに挨拶しに行く。

(サリッシュのみ)シークは貴方の所属するギルドの幹部の一人です。キングがジャックと話している間に、シークに挨拶しに行くことができます。サリッシュが挨拶にいくと、彼は「キングとも話していたのだが…」と前振りの後に、首都に行ったら「キングダムオブシーフ」を尋ねるといいだろうと教えてくれた。「ドリーム通りのアルヤという占い師を訪ね、来年の木材相場について占ってもらい、料金に加えて銅貨3枚を余分に払え。それが合図だ」。

「HAHAHAHAHA!」の笑い声と共に収税役人ミルフォードが乱入。

ミルフォード「おや、ミスターキングにシークさん、税金の正しい申告方法について我々は確認すべきだと思いますよ。まだ申告していないものがあれば、いつでも受け付けましょう!」。

そういえば、この人には惨々と世話になった。彼はわざわざ納税証明書を持ってきてくれたようだ。

収税官ミルフォード「これがなければ首都で二重課税されまーす!」。

さあ、明日はいよいよ出発。ターンズキープの男爵に挨拶し、そのまま交易船で出発だ。

8月7日、スレスホールドのターンズキープ

スレスホールドの町は中州にあるフォゴール部と西岸のメイン部とに別れています。川の東対岸にはロギングキャンプと呼ばれる樵村があります。北の湖畔には漁師村があり千人ぐらいの人が住んでいます。そこから少し西へ歩くとシャーレイン=ハララン男爵のおられるターンズ砦があります。

門衛「寂しくなりますね。実はうちの息子も冒険者になるなんて言ってますよ(笑)。さあ、ハララン男爵がお待ちです」。

ハララン男爵は君たちの門出を祝ってくれた。また、いつまでもその力を正義の為に使い続けて欲しい、とのたもうた。

大司教の姪アリーナ=ハラランの姿は見えないようだ。

8月7日、スレスホールドの船着き場

スレスホールドには、月一で公爵のガレー船が、週一で交易船がやってきます。PC達が船付き場に到着すると既に交易船が待っています。船付き場を見るとあちこちがいたんでいるのが分かります。先日の事件の余波(言葉通り余波による損壊)はまるまる残っているようです。

ケルヴィンまで一泊二日の切符(20sp)は既に購入してあります。

交易船からは、スレスホールドへの来訪者、旅の芸人、政府の役人らがおりてきます。カーゴからは、調教済みの動物(全ての軍馬を含む)、鎧と武器、外国の衣類(大公国内交易の絹、ビロード等)、輸入された外国の装身具、食糧(魚など)、ガラス細工、医療薬、様々な金属製品、金属(スズや銅)、郵便物、油、羊皮紙とインク、魔法の薬(きわめて稀)、塩、香料、鋼鉄製工具、ワインとエール酒、などが降ろされます。

そして、鎧(革鎧、木製の盾)、工芸品(陶器、籠、木製細工など)、食糧(穀物、果物等)、毛皮、薬草(ウルフスベインを含む)、蜂蜜、蜜蝋、山からの氷塊、冒険者たち(PC達を含む)によって発見された魔法の物品やモンスターの体の一部、鉱石、仕上げの荒い武器、などが積まれています。そして、君たちの荷物も積まれます。

衛兵小隊長のアーソル軍曹「またいつでも戻ってきてください」。

8月7日。川を下る

交易船はいくつもの筏(木材)を追い越した。

スレスホールドは木材の産出&集積地でもあり、そこで筏に組まれてケルヴィンやスペキュラルムまで運ばれるのだ。

ジーン「海はとても広いんだ。湖よりもはるかに大きいんだ。対岸まで船で何週間もかかるんだ」。「隣国ジアティスでは千年祭の準備で好景気らしい」。

夕暮れ前、水面にスクラグ(水棲トロル)が現れた。船縁に登ってくることもなく、交易船はスクラグたちの横を通り過ぎていった。

8月8日、移動2日目。交易船の上

くもり空。スレスホールドをたった翌日の夕方、ケルヴィンの町に到着。そのまま、ケルヴィンの高級「ホワイトホース亭」で一泊(2gp)しました。

酔っぱらい「BB亭で起こった不思議な事件を知っているかい?。なんといがみあっていたジョンとベティが仲直りしてついに結婚しちまったんだ!」。

商人「スペキュラルム?、ミラー湾の銀色の水面がとてもきれいだよ。誇張や比喩じゃない。本当に銀色なんだ。町には木や漆喰や石でできた建物がたくさんある。公爵の城の前の大きな道路は玉石敷の工事がされていた。でも、小さい道は大雨が降るとぬかるんでしまう。港前の広場は活気がある。魔法の明かりでいつも明るいんだ。でも庶民の生活はそれほどいいわけじゃない。スラム街には足を踏み入れないほうがいいね」。

住民A「ブラックイーグル男爵がまたもめごとを起こしているらしいぜ」。

住民B「何で公爵は黙って見過ごしているんだ?」。

住民A「ブラックイーグル男爵は公爵の従兄弟だからだろ」。

8月9日、移動3日目。ケルヴィンの町

ケルヴィンの早朝は、川からの霧がかかる。今日は少し薄曇りの天候。ケルヴィンの朝市場を散策し、宿の朝食をとったあと出発の用意。

クラカトス町ヘの交易船は毎日出港している(10sp)。昨夜のうちにPC達の荷物はクラカトス行きの交易船に積まれている筈であったが、何らかのトラブルの為にそれが行われていなかったようだ。

結局、PC達の荷物は倉庫に置かれたままであった。君たちはやむを得ず、翌日の便に乗ることにした。

宿の従業員たちの会話。「そうそう、緑竜アルゴスのうわさを聞いたかい?」。「カラメイコス内で最もでかい竜だろう」。「でもウフヴォルテ丘陵の赤い竜もかなりでかいと聞いた」。「カラメイコス内にいるラージ級ドラゴンはその2匹だな」。「城よりでかいと聞くけど、いちど見てみたいもんだ」。

8月10日、移動4日目。ケルヴィン〜クラカトス

ケルヴィンを出発。

交易商人ダビノス=トバツネフの商隊(35人)と同乗。ダビノスは 鍵鼻が目立つトララダラ老人である。彼らはイラルアム&セレニカで様々な物品を仕入れてきたところらしい。装飾された壺やきれいな布などを見せてくれた。

彼は君達が気にいったのか、いろいろな話をしてくれた。

「なら、若いうちにあちこちの国をまわってみるがいい。ジアティス語はほとんどの国で日常的に使われている。まず、広大なジアティス帝国全地域では公用語として使われている。それから、カラメイコス同様に現地語と半々に使われていることも多い。アーレンディ王国、グラントリ公国、ダロキン共和国やファイブシャイヤもそうだ」。

「そうそう、グラントリではどういうわけかトララダラ語も多く使われているし、魔法使いの間ではアルファティア語を読み書きできる人も多い」。

「ミンロザットギルド連合では主に独自の言葉が使われているが、交易商人の間でジアティス語で通じる。しばしばエルフ語も通じることがある」。

「イラルアム首長国連邦ではイラリィ語が使われる。ジアティス語を話せる人もいないわけではないが、それはジアティスと交戦していた時代のなごりだ。あまり大声でジアティス語で話しているとトラブルを招くだろう」。

「アルフハイムではエルフ語が使えなければならない。ロックホームではドワーフ語が話せなければ生活するのは難しいだろう。わずかな商人と人間はジアティス語を使うことができる。ブロークンランドではオーク語が交易語になっていると聞いたことがある」。

「いろんなところを旅してみるがいい。カラメイコスはまだまだ若い国だということが理解できるよ」。

クラカトスの町に到着。

クラカトスの町の黄金竜亭で一泊。「黄金竜亭の本店はいったいどこにあるのだろう?」。

8月11日、移動5日目。クラカトス〜首都

クラカトスを出発。クラカトスから首都への交易船は毎日2便が出ている(3sp)。

交易商人ダビノスから聞いた話。「イラルアム首長国連邦には青い竜がいる」。「ザネジオース諸島には巨大な怪物がたくさん生息しているらしい」。「恐怖の海には怪物がいて船が襲われることがある」「砂漠は砂と岩しかない不思議なところだ」。「オレンジオーク材木が高騰しているらしい」。

首都スペキュラルムに到着。スペキュラルムは人口五万人を擁する港湾都市である。たくさんの人がいる!。たくさんの物がある!!。

市場は活気ある。ストーンジャイアントも取り引きにやってきている。彼らは自分たちの作った工芸品と動物とを交換している。酔っぱらいがいる。市政府の役人が調査している。

不動産屋のシャンゼリオス=ジャンアポーレに案内される。元々は宿屋だったらしい木造建造物です。1階には台所と広いホールと中部屋が、2階には24の小部屋があります。また、馬車2台と馬10頭を置ける馬小屋もあります。町の中央から近いです。家屋の修繕や引越作業には一週間は掛かるでしょう。荷物は運びこんだものの、まだここで寝れそうにはありません。とりあえず今日は宿に泊まります。

(夜中)。夜警団がまわっているようだ。

8月11日、首都

パノッティア(しりうすPC)。人間の都市である巨大なスペキュラルムは君の好奇心を十分に満足させることができるだろう。いくらかトラブルもあったが君は魔法使いギルドに辿り着くことができた。さて、これからどうしようか。

8月12日、スペキュラルム。到着2日目。PC達の生活

荷物の梱包を解きます。

Wizard(マルチクラス含む)たちは、シャオラの叔母であるパラルシア=カイゼル(Mage13)のところへ挨拶に行きました。叔母はシャオラがライトニングボルトを自力開発できたことを喜び「ようやく、一人前に3レベルスペルが使えるようになったか。修行は合格としてやろう」と祝ってくれました。マルガリータについては母親ローズマリーによく似ているとの評。

(シャオラ)。思い返すに、アメジストオーブと金貨2000枚を持たされてスレスホールドへ旅立ったときは不安が一杯でした。少しは社会というものを勉強できたような気がします。

(マルガリータ)。この人がカイザーか、すごい破壊力を持つ呪文「カイザーブラスター」を持っているって父さんが言ってたな。

Wizard(マルチクラス含む)たち。叔母は「魔法使いギルド」のマテコンショップを営んでいます。一般的な呪文の触媒を売買しています。また、ここではアイテム鑑定も行っています。鑑定は魔法物品のみで1機能につき100[GP]です。これでギルドの運営がまかなわれているのだそうです。夕方、魔法使いPC一同は「魔法使いギルド」までパラルシアに連れて行かれました。そのギルドはテルドン(Mage15)という親切でお節介焼きな老人をギルド長としています。ギルドには数十人が所属しているらしいです。著名な魔法使いの娘であるシャオラたちは大歓迎されました。ちなみにギルドの9レベル以上の魔法使いは3人だけです。

スクロールマニアのアゼリア(Mage9)が巻き物を売っている。クリストファーは呪文ブルワーを教わろうとしたが、見事に断られた。クリストファーは「エンチャントウェポンスクロール」を購入した。この巻き物は成功率60%程度の強力なものである。しかし、5%の確率でコンスティチューションを1つ失うというリスキーなものでもある。クリストファーのロングスォードの輝きは少し青みが増したようだ。DM「ダイスは96ですので。コンステを一つ永遠に下げて下さい」。クリストファー「なぜじょわぁ」。

ノームの幻術師が冒険者ギルドを探している。みんなで話し合って、一緒にやっていこうということになった。

(モラモラ)。おめでとう。今日は君の15歳の誕生日だ。マグデル司教「よく頑張りましたね、モラモラ。これで貴方も一人前のクレリックです」。彼女は君に真新しいホーリーシンボルを渡してくれた。君はしばらくの間、リーガという新任司祭の元で修行することになった。

(カラメイコス教会信者御一同)。リーガ達はカラメイコス教会大聖堂に赴任の手続きをしにいきました。司教マグデルが君たちを担当するそうです。マグデル司教「正義の為に、人々を真に正しい方向へ導く為に」。またモラモラと呼ばれている若いクレリックがリーガに割り当てられました。

(インディ)。君は文献調査の為に市場のブックセラーを探していた。しかし、君の望むレベルのものは見当たらない。

8月13日、スペキュラルム。到着3日目。PC達の生活

近隣住民への挨拶を行いました。

家事雑務を担う使用人2人(兄妹)を雇いました。彼らはシャオラの叔母の紹介であり十分に信用がおけます。彼らは馬の世話をしたり食事を作ったり共用フロアーの掃除を行なったりします。PCらの生活費用や使用人給料や不動産家への支払いなどを合わせると、各PCはレベルあたり毎月50GP程度の費用が掛かるようです(DMGのルールによる)。

ルーク=クライン「よろしくお願いします、こちらが妹の…」。

アヤカ=クライン「アヤカ=クラインです。宜しくお願い致します」。

スペキュラルムには「ボルドウィックアーマラー(鎧屋)」がある筈です。豊富な物資に驚きながら1時間ほど町を彷徨してようやく鎧屋を見つけました。値段も張りますが、品質はスレスホールドで見たものよりも良いものばかり。どこかの貴族が注文したらしき上等なフルプレートメイルが飾って有ります。人間だけでなくドワーフやノームそしてハーフオークらしき者までが働いているのが見えます。

店員「ようこそボルドウィックのアーマーショップへ」。店員の説明ではこの店は金属製鎧を専門にしており、標準的な金属鎧や武器はPHB価格表の120[%]相当が相場だそうです。PCたちがスレスホールドではもっと安かったことを告げると「それはやや質の良くない品でしょう」と教えてくれました。君たちも確かに納得できます。命を預けるものだけにケチるわけにはいきません。

店員「たまに魔法の鎧が売りに出されることがありますよ」。

(サリッシュ)。

ドリーム通りの占業者アルヤを探し、教えられた通りに合図をすると、彼女は奥の部屋へと案内してくれた。幹部らしき男が君を待っていた。

幹部らしき男「まず最初に君に伝えるべきことは、我々は職能集団であり決して悪の組織などではないということだ」。「私はジルオールという。プリンスの部下にあたる」。「君の仲間について教えてくれ。もし有能な技術者がいれば勧誘しようと思う」。

8月14日、スペキュラルム。到着4日目。PC達の生活

モラモラという若い僧侶が加わった。

ノームの幻術師が加わった。

台所には、パン焼きかまどがある。スタスタとアヤカが台所に入っていき掃除を始めました。この二人はこの家について妙に詳しいです。

スペキュラルムでは、冒険者ギルドは原則として認可制である。君たちは、ストロングホールドまで申請しにいった。

玉石敷の道路に驚き!。城門前の広場には数人の露天商が店を構えている。

(デイジナ)。男「やっぱりあんたらも同業者やな。この町に来たばかりなら、まだどこにも所属していないだろ。うちらのところへ来なよ。うちらは技術屋のギルドだか、暗殺や強盗はやらないよ。金持ちの家や警戒の厳重なところから華麗に芸術品や情報を盗み出すことをモットーとしている。ギルドは故買と情報しか扱っていないから上納金は格安だ。なんとたったの15[%]!、公爵様の税金よりも安い!。しかもギルドから依頼した仕事の場合は上納金不要。詳しい話を聞きたくなったろう?」。

私はジルオールという者です。盗賊ギルド「キングダムオブシーフ」です。

8月15日、スペキュラルム。到着5日目。PC達の生活

昨日の申請は認められた。君たちは、ロード=コリガンの署名のついた羊皮紙を受け取った。さあ、新しい冒険の始まりだ。

あやか:牛乳配達の注文、小麦粉の注文、まめのスープ作成。

8月中旬スペキュラルムの交易広場

交易広場は自由市場と異なって一般人を相手にしていない。交易商人同士か都市問屋との取りひきだけが行われる。

ダロキンの交易商人アーコギー=アキンドルフ「カラメイコス大公国の首都スペキュラルムの交易市場には、常に1d6人の交易商人がいる。それぞれの交易商人は1種類の商品3d8単位を扱っている。スペキュラルムでは、ダロキン指定の主要交易貨物主要37種のうち特徴的なものは以下の8種だ。まず、需要が大きいのは、鎧、乗用生物、珍しい毛皮、武器や工具などだ。逆に、供給が大きいのは、動物、一般的な金属、材木、獣革などだ。よく憶えておくのだぞ」。

シナリオ

神が知る真実

帝国歴971年のマリレネフの反乱の後、トバツネフ村にやってきた公爵軍の小隊は、当時の村民に対し新しい支配者がステファン=カラメイコス公爵であることを告げた。当時、この村の全ての建物を所有する下級貴族ダビノス=トバツネフは、トララダラ人の支配はもう望めないと判断しあるジアティスの交易商人に村を丸ごと売る話を持ち掛けた。その頃のカラメイコスには領土を欲しがる多くのジアティス下級貴族も移住してきていたので話はすぐにまとまった。そして、ダビノスは村人を捨てて外国へ逃げ出した。

さて、村を買った貴族はその村に赴くことはなかった。より大きな領地を与えられたその貴族は不慮の死を遂げ、トバツネフ村はジアティスからの移住者らに分割売却された。

移住者たちは集団でトバツネフ村へと向かった。ところが彼らはゴブリンの大集団に襲われて全滅してしまったのである。家屋を購入したものも現地へ向かわなかったジアティス商人トラノス=ジャンアポーレだけはそのような事件があったことすら知らず、首都に住み着いた。

やがてタイトエスクが新しい村長となる。ダビノスが村を売り払ったことを彼だけが知っているが、そのことについて彼は黙っている。村人は、村が売り払われた話はジアティス人がでっちあげたのだろうと考えている。

背景でおこったこと。ラデュ家

「MMについて報告します」。

「ああ、そういえば、そんな調査も命じたままだったな。で?」。

「首都に移住。不動産業シャンゼリオス=ジャンアポーレと接触しているようです」。

「あのジアティス不動産商か?。確か先週の裁判の男だったな。とりあえず、我々には関係なさそうだが?」。

「そういえば、ダビノスの件はどうなっている?」。

マーブルマッドネス、最初の依頼

首都に住む不動産業者シャンゼリオス=ジャンアポーレ(ジアティス人)が来る。

「2年前に父が亡くなり、私はその財産を受け継ぎました。その中には問題を抱えたものもありましてね。ここから2日ほどのところにトバツネフという村があるのですが、その村にある家もその一つです」。

「その家には、トララダラ人の家族が昔から住んでいましてね。彼らはその家が昔から自分たちのものだと主張するのですよ。で、父は裁判に訴えたのです。ちゃんと役所には、父がある貴族からその家を購入したという記録が残ってます。その後にその家が売られたという話もありません。裁判では父の主張が認められたのですが、村人は誰も承服してくれないのです」。

「父は何度も彼らと交渉したそうですが、いつも村人に追い返されてました。先日、私もその村までいって交渉したのですが、埒があきませんでした。それどころか、石まで投げられて怪我をする始末」。

「また明日、その村までいこうと思うのですが往復の護衛をお願いできますか?」。

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君達はその依頼を雑作もないことと考え、形だけの数十ロイヤルで引き受けることにした。

プレイヤーがだれてきたので簡単な戦闘を挿入

街道沿いで休んでいると、15ヤードのところに犬の顔をしたヒューマノイド8人が現れた。いずれも7フィート程度の身長である。彼らは鎧も盾も身につけていない。半数がハルバード、残りがバトルアックスを持っているが構えてはいない。襲ってくる様子はないようだ。

彼らは彼らの言葉で互いに会話し、そして一人が進み出てPC達に話し掛けてきた。何回かのやりとりの後にオーク語が通じることが分かった。彼らの代表者はかたことのオーク語で「面倒な戦闘は避けたい。今はそれほど空腹ではないので1人だけ差し出してくれ。できれば雌の方がいい」とPC達に申し出た。

8ノール(HD=2, ac=10, size=L);

2ワイルドドッグ(HD=1,Dmg=1d4);

道中その2

もしPC達が徒歩ならば…。エミールラデュ「そこの冒険者くん、よかったら乗っていき給え」。もしPC達が騎乗しているならば、この遭遇は発生しない。

村に到着する

人口250人ぐらいの中規模の村。PCたちがいってみると村人たちから敵視される。村人を代表してトララダラ教会の司祭タイトエスク。彼はジアティス語も話すことができる。

司祭「何をばかなことを、我々は昔からここに住んでいたのだ。 侵略者たち(ジアティス人)が勝手に自分のものだと言っているだけだ」。「侵略者たちの裁判なぞ我々には関係ない」。

PCの調査(又はR家からの情報)により村人がPCを恐がっていることが分かる、「あいつらには魔法使いもいる。殺されないか?」。「ちゃんと話し合えば何とかなるかも」。「いや、話しあいの余地はない」。

もしPCが武装したままなら

「彼らは武装してこの村に来た。はなしあいするつもりなど最初からないに決まっている」。「そうだな、強く出よう!。神は我々を守ってくださる」。「村人はみんな私の味方だ。更に有り難いことに、R家が助けに入ってくれた。神は我々を見捨ててはいない!」。

ラデュ家は中立の立場だが、やむにやまれないので村人の味方。

交渉は物別れに終わる。その夜、一家は襲撃を受ける。

一家の情報「10年前にも同じことがあった。そのときは結局、商人父との間で、しばらく使わないので当面は無料で貸しにしておきましょう、だった」。

PCが武装していないならば

村人からの攻撃(非致死)を受ける。

村長タイトが内密に教えてくれる。ラデュ家も同席。

村長タイト「この村は当時の村長ダビノス=トバツネフが侵略者たちに金で売たのだ。当時の村長は既に雲隠れしたよ。もちろん、この村の人々は売られたことなど知るまいし信じないだろう。私も伝えるつもりもない」。「もめごとはたくさんだ、頼むから帰ってくれ」。

シャンゼリオウスとタイトエスクと口論になる。感情的になる。

エミール「ダビノス=トバツネスか…聞いたことが…ないな」。

#エミールの心の叫び「しまった同僚がダビノスの息子を誘拐している!」。<選択肢次第

首都へ戻る

PC達は首都へ戻ることにした。シャンゼリオス「人の家を勝手に占領しやがって、いつか正義の鉄槌が下してやる!」。ラデュも同行。

もしダビノスの名前がまだ出ていないならば…。シャンゼリオウスの家で書類を広げる。役所に書類があるはずだ。スペキュラルムの役所で調べる(要技能)とダビノスとの契約書が見つかる。

結局、この問題はダビノスがシャンゼリオスから家を買い取るのが最良の解決である。

ダビノスを探せ

商人ダビノスを探すPC。オレンジオーク商人経由又は事前情報を活かした捜索なら、すぐに見つかる。

ダビノス「あの村にはもどれない。はぁ」。

ここでプレイ時間の残量により分岐。もし残り時間が少ないならば、いきなりラストバトルへ!

よくよく聞いてみると「実は孫が誘拐されて…」。金貨5千枚が身の代金。ギルドホールの地下に監禁されている。誘拐の状況をちゃんと聞けば、場所は推理可能。彼は自ら救出に挑む可能性を持っています(PCが禁じなければ…)。ダビノスの行動次第で、壷のアンデッドのヒントを提示(PCに準備の余地を)。

PCが愚かで日数が立てば、エミールが親族と交渉しユリアンを放出する可能性がある。

挿入用の部品

ふつうのふくろう。街道沿いで夜営をしていると、なにか動いているものがいる。けがしたふくろうのようだ。どうやら普通のふくろうらしい。

おしゃべりふくろう(おたすけキャラ)。梟「先程は仲間を助けてくれてありがとう。お礼にいいことを教えてあげる。この山の奥にノールの集落があるよ。でも近寄らなければ大丈夫だと思う」。

遭遇(TPL=18+)。1フリンド(HD=3+3, hp=18, ac=5, #at=2, dmg=1d4+Disarm,フリンドバー)。4ノール(HD=2, ac=5)。1トロール(HD=7)。

なにか犬の唸り声が聞こえる。音のした方を見ると、先程の獣人らの仲間らしい小集団がPC達に向かい走ってくる!。6体のうち1匹は明らかに別種族だ。そいつは、黄緑の肌をした細長いヒューマノイドだ。獣人5人のうち3体が突入してくる。黄緑のヒューマノイドも突入してくる。

風はほとんど無い。 近くの茂みでなにかごそごそとうごめいた」ような気がする。しかし、生物の姿は見当たらない!

ラストバトル1

今回はむずかしいなぁ。PCの編成が編成だから、武器ではなく頭を使うタイプのものにしよう。雑魚を出すとPCが以下の知的な行動を取る余地がなくなる。

ダビノス=トバツネフは村人を全滅させるだけの壷を持っています。

レイスx2(コントロールリング)。タイトエスクとリーガとが協力すれば追い払える。精神集中を乱してターニングでも可能。リングを奪って追い払う。これなら1レベルにも出番がある。必ずPCにエナドレする必要はない。

真のボスはイーフリート!。例:ダビノスと会話して(呪文コマンドなど使用)、イーフリートに曲解させる。イーフリートに関する知識は、魔法使いが分かるだろう(自動成功)。

プレイ時間があまっているならばダビノスはイーフリートに命じて、テレポートで逃げます。ギルドホールで再び、ラストバトルになる?。

DM(あらい)のコメント

今回、DMがやりたかったことは以下の通り。

Satoshi ARAI ( arai@luminet.jp )