「遊戯史学会」

遊戯史学会の例会には、実に1年ぶりに参加する。

開会の14時まで時間があったので、書泉ブックマート、奥野カルタ店、及び、メビウスに立ち寄って買い物など済ませ、さらに小伝馬町まで散策し、13時50分頃に八丁堀の会場に到着。

14時に開会。まずは、増川宏一さんから今回の日程変更の件。やむを得ないこととはいえ、参加者が少なくなったのは残念なことだ。次いで、十数人が一言ずつ自己紹介。私はサイコロ収集とサイコロ賭博とその歴史とダイスゲームに興味があることを述べた。天九牌やドミノ牌についても述べるべきだったかな。自己紹介の間に、さらに参加者が増えて二十数人に。

児童伝承遊戯について

草場純さんが「児童伝承遊戯について」を講演。具体的には『駆逐水雷』『Sケン』『長馬』について、国会図書館の文献などからそれらの遊戯がいつごろ発生したのかを考察。ちなみに私は、『水雷艦長』で遊んだ記憶に無く、『Sケン』は小学校低学年の頃に数回だけ遊び、『どす馬』は中学1年の頃に昼休みに何度も遊んだ覚えがある。休憩時に、軍人将棋との関連について質問した。ついでに、天九牌について参考にさせて頂いていることを伝える。

投扇興について

高橋浩徳さんが「投扇興について」を講演。論旨が分かりやすい講演だった。『投扇興』に関する文献調査、リファレンス状況、現状と展望など。そして実際に扇を投げてデモンストレーション。質問タイムには、プレイ人口と生産量について質問させて頂いた。

総会

残った時間で遊戯史学会の総会。会計報告などなど。17時すぎに閉会。用事があったので、その後の懇親会は欠席させて頂いた。とても残念。

Satoshi ARAI ( arai@rumic.gr.jp )